『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』

ロード・オブ・ザ・リング [Blu-ray]

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『ロードオブザリング/旅の仲間』観ました。

実はつい一昨日くらいに『ロボコップ』を観たんですが感想書く前にこっちを観たらどうでもよくなっちゃいました。それくらい良かった。

今(2014年3月時点)公開中の『ホビット』をレンタルと映画館で第二章まで観るにつけLotR(←この略し方ちょっと通っぽい)観なきゃいかんなと思っててツタヤに週二くらいで通ってたんですけどまぁ全然置いてない。全部借りられてるんです。誰がどのタイミングで借りてってるんだろうと不思議だったんですが、これだけ面白くてホビットも公開中となると僕みたいな新参だけじゃなく「もっかい観たい」って人がたくさんいてもおかしくないですね。金曜ロードshowとかで放映してくれないんでしょうか。


まぁそれはいいんですけどとにかく面白かった。世界三大ファンタジー伊達じゃない。

話の内容について言えば僕は終始「友達いらんことしすぎだろ」って思ってました。ほんと面倒事は全てと言っていいくらい主人公フロドの友達二人(ピピンとメリー)が引き起こすんですよ。敵に追われて逃げ込んだ村の酒場で調子乗ってビール飲み過ぎたあげく酔って口滑らせたり夜に野営してるとき火を焚いて敵に見つかったり、あとは坑道でデカい物音立てて敵の軍勢がいっせいに押し寄せてきたり。何やってんねんてかんじです。まだ2章と3章観てませんが今後何らかの活躍をして汚名挽回してくれるはずと信じてます。一方でフロドに仕える庭師で、たぶん親友のサムってやつがいるんですが彼はいいやつです。けどあの様子だとフラグ立ってるんで3章辺りで死ぬのかな…とか思ってます。


ホビット観てても思ったんですが魔法使いのガンダルフハリーポッターダンブルドア校長にそっくりですね。風貌だけじゃなく主人公との関係性とか考え方まで(俳優の顔が似てるって意味ではない)。ハリポタの方が当然後に作られたものなんでダンブルドアのモデルがガンダルフでは?と考えるのが自然かな。どちらもイギリスで生まれた小説ですし、少なからずハリポタに影響与えてるなぁと感じます。さんざん言われてることかもしれませんがちょっと説明してみます。ハリーポッターのネタバレ含みます
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例えば子供の邪悪性の塊みたいな奴なのに(だからか?)ちょっと可愛いゴラムってキャラクターがいるんですけど、彼はフロドが持ってる「力の指輪」を狙ってるんです。
もともとゴラムが持ってたのをフロドの叔父さん(ビルボ)が盗んだからなんでまぁゴラムの気持ちもわかるんですけど、世界を救うためには彼に渡しちゃいけないわけです。しかもビルボは指輪を盗むときゴラムを殺そうと思えば殺せたんですが、結局見逃したのをフロドは知ってて、ガンダルフに「あの時(叔父さんが)殺しておけばよかったのに」って言う。それを聞いてガンダルフ
「ビルボの情けが吉と出るか凶と出るかわからない、ゴラムが善か悪かわからないが彼には彼の“役割”があり、何がどんな結果を生むのか誰にもわからない」と答える。
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この「情けは人のためならず」「巡り巡って自分の行いが返ってくる」みたいな思想がダンブルドア先生の言葉とそっくりで、ハリーポッターの3巻で父の仇のピーター・ペティグリューを殺さず置いたばかりに逃げられてしまったハリーに、校長先生は「しかしこれで奴は君に借りができた。このことは後々ハリーの命を救うことになるだろう」と予言する。その予言は実際当たるんですが、おそらくLotRでも同じだと思う。ただの伏線とみることもできるけどたぶん偶然じゃない。

ダンブルドア=ガンダルフ説」のもうひとつ根拠は、ガンダルフダンブルドアの最期がそっくりなこと。ハリポタの原作者がわざとやったに違いないと思うんですけど、二人とも最期は転落する。その成り行きや背景みたいなとこまでは共通点が見当たらないんで形だけかなって感じですが、これも偶然には思えない。

それにしてもガンダルフホビット含め一番好きなキャラだったのに残念。“Go back to the Shadow! You shall not pass!”ってとこ最高だった。

You Shall not Pass LOTR 1.19 [HD 1080p] - YouTube



第二章もめっちゃ楽しみです。

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