最近観た映画まとめ:【エヴァQ、10億分の1の男、ホビットなど】

先月末~今日までに観た映画とその感想。

クロニクル

観たのは先月末で、ちょっと記憶が薄れかけてる。

あらすじ: 超能力を手にした、高校生のアンドリュー、マット、スティーヴは、自分たちの姿をビデオで記録することに。超能力を使い、他人がかんでいるガムを口から取り出したり、女子のスカートをめくったり、空中でアメフトをしたりと、退屈だった毎日を刺激的なものに変える三人。そんなある日、クラクションを鳴らして後方からあおってきた車を、アンドリューが超能力でスリップさせる。それを機に、彼は超能力を乱用するようになり……。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id346341/

主人公アンドリューは友人を死に至らせたあげく最後は自暴自棄になって暴走してゆく。スパイダーマンの「大いなる力には大いなる責任が伴う」じゃないけど、大きな力をもつものがその使い方を誤ればそうなるという、当然のなりゆき。それまでスクールカーストの底辺で虐げられてきたことや父親との不仲、病床に伏した母親、力を手にした興奮と、それによって一気に強者になった驕り。
ドラえもんではのび太ひみつ道具を使って暴走する話がよくあるが、ちょっとそれに似たところがある。逆説的だけど、普段から力を振っている強者の方が、もしかしたらより大きな力の扱いも上手い場合があるのかもな、なんて考えたけどどうだろう。弱者は弱者というだけで力をもつにふさわしくないのかもしれない。

結局冒頭で3人に力を与えた隕石?の秘密は明かされないままだったけど、謎は謎のまま残すそのやり方も面白いなと感じた。

エヴァンゲリオン新劇場版:Q

映画館まで観に行ったはいいものの、全く分からずわからず帰ってきた苦い思い出を胸にリベンジ。結局よくわからない部分はあるんだけど、考察サイトやコミック版を読んだりして前よりは分かってきた気がする。とは言ってもリリスとかリリンとかガフの扉とか意味不明な言葉が当然のように出てくるので多分30%も理解してないと思う。

それでも面白いなと感じる部分があるから観てるんだけど、エヴァの戦闘シーンはもちろん、そういった「わからなさ」を楽しんでる部分はかなり大きい気がする。みな好き勝手に色々と考察するのが楽しくて観てるんだと思う。またこの「Q」に関して言えば、冒頭の6分半の奪還作戦のシーンはかなり好きだ。

前作の「破」ではカヲルくんによって初号機とシンジの暴走は食い止められ、ガフノ扉は閉じたはずなのにサードインパクトがかなりの被害をもたらしたことになっている。ここはやっぱ違和感あるかな。

次回で最終作だけど、あれをどうまとめるのかかなり気になる。
おいおいエヴァンゲリオン全体を包括してエントリーにまとめてみたい。

10億分の1の男

イデアは面白い。今まであまり観たことがないタイプ。

フェデリコは幼い頃、未曾有の大地震で生き埋め状態のところをサムに助けられた。その時サムから“運”を奪う能力を授けられ、以来彼の経営するカジノでお客の運を奪い取ってきた。だがある日、彼はサムのもとから去ろうとしたためその能力をサムに吸い取られてしまう。7年後、銀行強盗で逃走中のトマスは飛行機の墜落事故に見舞われたが、搭乗者237名の中で奇跡的にたった1人生き残った。彼は女刑事サラの監視下で入院していたが、そこへ強運な男を探していたフェデリコが現われる。彼はトマスを連れ出すと、あるゲームへの参加を強引に迫るのだった。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id242057/

飛行機事故で唯一生き残った主人公がフェデリコによって「運の良さ」を競うゲームに巻き込まれていく。目隠しをしたまま森の中を走り、木に激突すれば脱落、といったものなど。

全体的に暗い雰囲気が漂っている。それはいいんだけど、ちょっと物語に起伏がないように感じた。カジノを運営する大富豪・サムの昔話も、それをどう捉えていいのかちょっとよくわからなかった。

設定はすごく面白いしそれはタイトルに惹かれて借りて観ただけあるんだけど、映画としてはイマイチなかんじ。

ホビット 思いがけない冒険

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最近レンタルして観た中では一番のアタリ。王道ファンタジー。

まずは物語の最初、ドワーフ達がホビットの家にやってくるあたりの食事シーンがいい。すごく美味しそう。暖炉の火で焼いた魚とか、まぁ実際は部屋の中臭いだろうなとか思いつつちょっと憧れてしまう。欧米とか旅行したら一度ああいう雰囲気の中食事してみたい。日本でもできなくはなさそうだけど。

魔法使いのガンダルフはどうみてもハリーポッターダンブルドア先生だし、いつもピンチで駆けつけてくるあたり調子いいな、と思っちゃう。この先の話を全く知らないから勝手に推測するけど、まだちょっと疑ってる部分はある。ドワーフ達の故郷を取り戻す以外に何か目的があるんじゃないかなと。

あと笑っちゃったのが、ドワーフ達の中に知り合いとそっくりな顔がいくつかあったこと。それも全く親しいわけでもない、中学の友達の弟とか、その程度の顔見知りにそっくりでなんだかおかしかった。外人でもなんとなく雰囲気や顔のパーツが似てる人がたまにいるのは面白い。

そう言えばホビット指輪物語の前章ってことを全く知らなかった。見覚えあるなって顔がいくつか登場して、観終った後調べてみてやっとわかった。スターウォーズと同じで、4⇒5⇒6⇒1→2⇒3の順で物語が展開してるんだろう。もうすぐ公開の第2作を観終ったら『ロード・オブ・ザ・リング』の方も観てみようと思う。

最新作は超期待してる。

映画『ホビット 竜に奪われた王国』予告編 - YouTube

マイティ・ソー

ファンタジーでヒーローもの。マーベルの作品は他にアイアンマンとアベンジャーズしかみてないので、どれか観てみようと前から思ってた。

率直な感想で言えば“ふつう”だった。話はありきたりかなーと思いつつ楽しめたんだけど、どうにもあのコスプレっぽい衣装に違和感ありまくり。どれも金ぴかで質感がないというか、もうちょっと使い込まれたかんじだとより良かった気がする。アメコミだとああいう派手なのがウケるのかなとも思うけど。アベンジャーズでは明らかにソー関連の登場人物だけ浮いてた。

まぁなんだかんだ言っても、ナタリー・ポートマンが可愛かったので満足。


以上。

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