映画『ホビット 竜に奪われた王国』

ホビット第二作「竜に奪われた王国」観てきました。ネタバレは極力なしで感想書きます。

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あらすじ: ホビット族の青年ビルボ・バギンズは、魔法使いのガンダルフや屈強なドワーフの一行と共に、たった一頭で一国を滅亡に導くと伝えられる邪悪な竜スマウグに奪われたドワーフの王国を奪取すべく旅に出る。竜の潜む山を目指す道中、巨大なクモの大群や凶暴なオークたちが一行の行く手を阻むように次々と立ちはだかり……。

ホビット 竜に奪われた王国 解説・あらすじ- Yahoo!映画

良くも悪くも「繋ぎ」というかんじ

観終った感想としては、前作と比べ「繋ぎ」としての役割が大きいなと思いました。三部作の二番目ということで物語は大きく展開するんだけど、全体として「伏線」や「前ふり」の要素が多い印象。伏線が伏線と観客にわかってしまうのもそれはそれでつまんないよなと思うんですけど、とはいえまだまだ謎も多いし、そのぶん次作への期待大ではある。10点満点なら、次への期待も込めて7.5点くらい。僕の中では充分「面白かった」といえるレベルです。

見どころは?

ホビットドワーフ一行は敵に追われつつも失われた王国を目指します。目的地につくまでにもいろいろあるんですが、やっぱり竜の「スマウグ」は迫力あった。とりあえずデカい。面白いのは火炎放射を放つ直前、スマウグのお腹がテラテラと赤く光る描写。やべえくる!炎くる!ってなります。
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そんなスマウグは期待にそぐわぬ邪悪っぷりなんですけど、一方でどこか抜けてるというか、ちゃんと自分の意思もあって、ホビット達と言葉を交わしているのはちょっと意外だった。言葉なんか喋らないただの「動物」なのかなと思ってました。たぶん本当の敵はスマウグじゃないですよね。「ネクロマンサー」とやらの方が余程得体がしれない。


スマウグ以外の見どころなら、僕は森のエルフがかっこよかったなぁと思いました。エルフは前作でも出てきたんだけど、前とは違う種族?らしい。何といっても戦いっぷりがかっちょいいです。恐れを知らないオークたちと闘う場面でも、冷静かつ動きがいちいち華麗過ぎる。お前はプルシェンコかってくらい華麗です。ステップシークエンス満点あげちゃう。
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戦闘・逃亡シーンってこの映画の魅力のひとつだと思うんですが、なんだかんだ言ってドワーフ達は接近戦なら負けなしですね。背がちっちゃいからって関係ないし、チームプレーが半端ない。


エルフとドワーフは相変わらず仲が悪いですが、その中でちょっとした(実はけっこう大きそうな)関係の変化が生まれます。これも次作への伏線です。

次作の展開と展望

正直言ってそれほど大きな「ヤマ」がなかったぶん、最終作に全部収束させる気なんでしょう。上手くやればほんとに面白くなりそうだし、もし失敗したら詰め込みすぎて消化不良になりそう。ラストシーンからすると次作はしょっぱなからロケットスタートを切りそうだし、そのままジェットコースターみたいにいろいろ展開が進みそう。

最終作の公開はいつかな。楽しみです。


「思いがけない冒険」の感想はこちら

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