『コミュ力が高い人』に共通する唯一のこと
結論から言えば、コミュ力が高いのはみな「声がよく通る人」です。
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大学に入って随分経ち、高校の頃なんかと比べ格段に世界が広がりました。
「世界が広がった」のはなぜかと考えると、これは関わる人の数と多様性が激変したからだと思ってます。その中で痛感するのが人間関係の難しさ、「コミュ力」の大事さ。これは生きていくうえで必須となるスキルだと確信しました。この事実を身に染みて理解できただけでも、モラトリアムとしての大学生活は無駄ではなかった、価値をもったと思ってます。というか、ちょっと気づくの遅いくらいです。
これは僕のような学生だけでなく、誰もが感じていることでしょうね。本屋に並ぶ「人間関係」関連本の数と豊富さがそれを証明してます。
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関わる人の数も多様性も大きく変わり、自分が今までどれだけぬるい環境で生きていたのか初めて理解しました。高校までは気の合う友達とだけ仲良くしていればよかったけど、これからはそうもいかないなと。
それでどうにかしようともがきつつも周りを観察してみると、 どんなコミュニティにも「コミュ力」に秀でた人がいます。例えばバイト先の職場などは数十人規模で人がいるので、より「コミュ力強者」が際立ちます。そうした人に共通したことはないか、上手く人間関係を築くコツがあるんじゃないかなと思い、見たり話したりして気が付いたことがあります。それは、コミュ力が高い人は概して「声がよく通る」人だということ。
「コミュ力」は声で決まる
まず「コミュ力」の定義なんですが、僕がここでいう「コミュ力」は単純で、「誰とでも仲良くなれる」ということ。
あえて余計な修飾語は排していますが、初めから悪意を持っている相手を除き、老若男女問わず良好な関係築ける、一歩踏み込んで仲良くなれる、相手とくだらない話で談笑できる、ある程度プライベートなことも気楽に話せるってことを個人的なラインにしてます。
とはいえ世の中にはいろんな人がいて、自分に非がなくても悪意を向けてくる輩はいます。そういう人は除いて、8~9割の人と仲良くなれる、ということです。
コミュ力が高い人ときくと、笑いのセンスがすごいとか、知識が豊富だとか、言葉選びが絶妙だったりと、そんな人をぱっと思い浮かべるかもしれません。僕も初めはそう思ってましたし、そしてもちろん、そういった人でコミュ力が高い人がいるのは確かです。が、共通する要素ではないと考えてます。笑いのセンスが特に秀でてなくても、誰にでも好かれる人ってたくさんいますからね。
それでも一つ、共通点を見つけました。それが声です。
高いコミュ力をもつ人はみんな声がよく通ります。普通に話すにしても、笑うにしても、言葉がバシッと相手に届くんです。考えてみれば当たり前のことかもしれません。通常対人コミュニケーションにおいて媒体となるのは言葉、つまり声なので、その「良質な音」をもつ人=コミュ力が高い人となるのは当然だと。
僕は男なのでどうしても男目線になりがちですが、見たり話したりする限り、女の人でもこれは同じです。
またコミュ力が高い人たちは、「声が通る」という点を除いては性格や容姿も様々で、明るくていつも笑ってるような人も、ちょっと暗い感じの人もいます。なので今の自分の性格はコミュ力とは無関係だし、つまりそれは、性格を変えずコミュ力を伸ばせるってことなんじゃないかと思います。こんなエントリも読みました。努力あるのみですね。
体育会系の人がコミュ力が高いのは必然?
このことに気が付いて、一つ腑に落ちたことがあります。それは、体育会系の人にコミュ力が高い人が多いという、誰もが経験的に知っている事実。
詳しくはわかりませんが、声がよく通るか否かは肺活量と無関係ではないでしょう。体育会系というからには運動をしている、あるいはしていた人なので、肺活量が多い。当然声も大きいわけです。「声がよく通る」というのは必ずしも声が大きいことと同義じゃないし、また僕の主張とも違うのですが、「声が大きくよく通る」というのはまさに必要十分条件をみたしている人だと思います。実際、僕が知っている「コミュ力の高い人」は普段はそれほど声が大きくなくても、いざとなれば声を張れる人ばかりです。
「声」と「自信」は切り離せない
「声がよく通る人」の多くには自信があります。もしかしたら自信があるから、声にもそれが現れているのかもしれない、順序が逆かもしれないと最初は思いました。実は今も少し思ってます(笑)
ですが声というのは顔と同じで、生まれ持った要素も大きいです。声が低い人は手術でもしない限りどう頑張っても高い声にはならないし、その人の印象を大きく左右するものだと思います。なのでどちらかといえば、声→自信の順番ではないかなと。
とはいえ、声→自信の順だとしても、自信をつけることが声の質に影響してくるでしょう。聞いていて安定感がある声は、同時によく通る声であることが多いです。
まとめ
「コミュ力」が生きていくうえで必須スキルだと確信したことで、どうにかこれを身につけなくてはと思うようになりました。このエントリの内容はその中で色々考えて出した、今の時点での結論です。
「よく通る声」を手にすることは、自分のコミュ力を上げる足がかりになるだろうと自信を持ってます。なぜなら、会話における「笑い」も「知識」も「頭の回転の速さ」も、自分のメッセージがしっかり相手に届くという超基本的な、それでいて必要不可欠な基礎がおぼつかなければ意味をなさないからです。どんなに速く高性能なリニアモーターカーを開発しようと、線路の安全性が確保できていなければ意味がないのです。
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