人見知りな新入生でも確実に友達をつくるための処世術

新入生向けの友達のつくり方ライフハックみたいな記事読むと「とにかく積極的に話しかけてこう!」とか「恐れずに飛び込もう!」ってのをよく見かけます。そりゃそうや思うんですけど、でも僕なんかからすると「それができたら人見知りなんかやってないよ」ってわけで。それにあんまり慣れないことすると、最初はよくても絶対気疲れして続きません。


もちろん誰とでもすぐ話せて打ち解けられるタイプならそれに越したことはないんですが。


ただこのタイトルに興味もって記事を開いたあなたですから、多少なりとも不安を感じているはずです。これはいい!と思ったらぜひ、参考にしてください。

人見知りでも友達が作れる方法

んでその方法ですが、あまり助長になってもいけないので結論から。一言でいえば「役割を負うこと」です。これだけ。

ここでいう役割ってのはクラスの「クラス長」とか「会計」とか。高校まではあったであろう「学級委員長」的なポジション、あるいはそれに近いポジションにつくことです。見てのとおりこれには大前提があって、(高校なら間違いないでしょうが)大学生なら何かしらの「クラス」「グループ」に属してなきゃ使えない。同じ学部学科の学生でつくられる少人数(15~30人程度)のクラスです。大学によってはもしかしたら無いかも。

ですがもしあなたに属すべきクラスがあるなら、これはけっこう有効なはず。理由を書いていきます。

「役割を負うこと」が友達をつくり易くする理由

まずひとつには、いくら人見知りでも役割を負うと「人と関わらざるを得ない」からです。

あんまり積極的に人に話しかけるタイプじゃなかったりすると、何もなければずーっと席に座って黙ったまま、あわよくば誰か話しかけてこないかななんて待ちの姿勢に終始することが多いと思います。僕もたまにやっちゃうんですが、やっぱりこれはあかんです。完全に運任せですし、そういう人って本人に自覚無くてもちょっと話しかけずらい雰囲気出してることありますから。

ただ何か役割を、たとえば会計とか引き受けたとしましょう。そしたらあなたは嫌でも人と関わらなきゃいけません。集金したりメールで連絡取ったりして、コミュニケーションの機会も増えます。そこからは自分次第ですが、その役割がクラスにおいて重要であればあるほど広く浅く期間も長く関わらざるを得ないので、たぶんあなたと気の合う人も見つかるでしょう。


何もない状態からだとどうしていいかわからない人も、自分の役割があればその先取るべき行動もわかりやすい。振る舞いにも自信が出るんですよね。ある程度レールが敷かれているから、そこを走ってる間にきっと仲良くなれる。よく人見知りの人で「事務的な会話ならできるんだけど・・・」って人いますが、それでいいんじゃないかなと思います。誰かと友達になるきっかけって最初は何でもないような、それこそ事務的なことが多い気がしますので。飛び込むなら人の輪じゃなくシステムです。


「いきなりそんな役職就くなんて無理だ」とか「後から面倒だ」って人。そこはある程度トレードオフだと思います。これまでやったことないようなクラス長とか学級委員的な立場にしり込みする気持ちはわかるんですけど、なんだかんだ成せば為るもんです。最初の最初だけ、手を挙げて「私がやります」って立候補する勇気さえあれば、その後はお膳立てされてるわけですから、結果的に楽なんです。

考えもみてください、特に何も役割なくて誰かと仲良くなろうと思ったら「話しかける→ちょっと仲良くなる→何度も会ったりご飯食べたりして関係を深めていく」っていうプロセスを自力でこなさなきゃいかんのです。役割があれば誰かと話す機会は半強制的に生まれるので、きっかけもつくりやすい。新天地で出会ったばかりで互いのことをよく知らない同士でも、仕事があれば会話のネタは尽きません。仕事の大変さはまた別でしょうが、少なくとも「友達がほしい」が最優先な人にとって、それほど高い買い物じゃないはず。

あとこういう役職って、1人じゃなく2人3人でやるポジションも多いですよね。一気に30人と仲良くなろうとするからあたふたするんであって、数人程度なら大丈夫って人もいるはず。少なければ少ないほど、関係も密になりますから、いいことだらけです。


というわけで、「○○やってくれる人いませんかー」みたいな募集がかかったら、機を逃さず手を挙げましょう。


まとめます。

・人見知りでも絶対友達が欲しいなら、まずは役割を負うべき


理由は
・コミュニケーションを取らざるを得ないから(向こうから話しかけてくれることも多い)
・やることは明確なので余裕が出て、振る舞いにも自信が出る
・半強制的に広く浅く期間も長く関わるので仲良くなりやすい
・仕事をするうちにもっと仲良くなるきっかけも作りやすい
・会話のネタに困らない
・限られた数人と密に仲良くなれる

必要なのは最初に立候補する勇気と、仕事はちゃんとやるっていう責任感だけです。


僕が新入生として大学入った4月ごろを思い出すと、考えてたことはもう「とにかく友達欲しい」っていう、それだけだった気がします。高校でもそうでしたが大学では一人暮らしも始まったんで、やっぱすごく不安でした。わかるわーって人多いんじゃないかなと思います。人見知りだから余計ドキドキするし。


もう4月も中旬なのでちょーっと書くのが遅かったかなと思いつつ、まだチャンスがあれば試してみる価値ありです。サークルや部活でも使えそうですし。

以上です。


僕は友達が少ない CONNECT (MF文庫J)

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