映画「ホビット 決戦のゆくえ」

映画「ホビット」の第三部を観てきました。

ホビット 決戦のゆくえ 3D&2D ブルーレイセット(初回限定生産) [Blu-ray]

映画『ホビット 決戦のゆくえ』公式サイト

面白かったです。
前作はやや繋ぎ感が強くて不完全燃焼だったけど、そのぶん今作に盛り上がりのピークがいくつもあって、「これぞ王道ファンタジー」というかんじに仕上がってました。実をいうと僕は作品の細かい設定をよく知らなくて、原作の小説に当たればもうちょっと楽しめそうな部分はあるし、前作前々作の復習もしないまま観に行ったんだけども面白かった。

以下ネタバレありですご注意を。
もうちょっと細かく感想書いてみます。



冒頭の話。僕は前作を観終った時、「スマウグとの戦いが最終決戦(一番盛り上がるとこ)なのかな」とぼんやり思ってたんだけど、全然違っててちょっと拍子抜けした。よく考えたら当たり前の話なんだけど、スマウグはあんな強そうだったのに割とあっさり、最初の20分くらいでやられちゃいましたね。まぁ後の展開考えたらこんなもんかなーとも思うんですけど、スマウグさんの雄姿をもうちょっと観ていたかった。

「決戦のゆくえ」は面白かったのは確かなんだけど、全体的に主人公の影がめちゃ薄い(1と2はもうちょっと活躍してたような)。もうタイトル『ホビット』じゃなくて『ドワーフ』でよくね?って思うくらいバギンズさんが空気だった。あの宝石でできた鎧も、伏線かと思いきや特にそういう訳でもなく・・・トーリンがアゾグと戦ってる時も気を失ってたよね?ほんと何やってんのバギンズさん。僕は別にバギンズ推しでも何でもないからいいんですが。


とはいえ引っかかったのはこれくらいで、あとはどれも圧巻のバトルシーンの連続で、めちゃめちゃ面白かった。エルフとドワーフの軍勢が向かい合うシーンとか、オークとの戦いで共同戦線張るとことこか「キター!」ってかんじで。今作の良かった点をひとつだけ挙げるなら、断トツで「バトルシーン」ですよね。レゴラスも安定のかっこよさで、トーリンVSアゾグもアツい。これはシリーズ通して言えるかもだけど、敵キャラが恐いし強そうで、あと「全然風呂入ってないなこいつら」と思わずにいられない臭そうな容貌が非常に良い。化けミミズとかトロールとかもキモくて楽しい。


今作が(lotr合わせて)シリーズ最終章なのがちょっと寂しいです。ここまで全体的に完成度の高いシリーズってあんまりなさそうだし。またレンタルできるようになったら全部通して観てみよっかなと思う。


ホビット 思いがけない冒険 [DVD]

ホビット 思いがけない冒険 [DVD]

ホビット 竜に奪われた王国 [DVD]

ホビット 竜に奪われた王国 [DVD]

徒然日記‐0922

もうすっかり秋だが、大学はまだ夏休みだ。最近は朝晩ちょっと肌寒いくらいの過ごしやすい気候で、昼過ぎくらいに家に居るとついうとうとしてしまう。要はもうこれ以上ないってくらいだらけている。

しかし気が付けばもう前期の成績発表だ。成績発表というのは夏休みの終わり頃、ちょうど後期が始まる直前にあるから、学生をいいタイミングで現実に引き戻してくれる。これがあるから僕らは淡い夏の思い出に後ろ髪引かれようとも「やばい、やばい」と重い腰を上げて、自分たちの本分を思い出すことができるのだ。ほんとによくできている。

試験ははっきりした手応えのない科目が多くてビクビクしてたんだけど、思ったよりずいぶんマシだった。とりあえずほっとした。親の目を見て会話できる(比喩)ってシアワセ。

例によって暇があれば映画を観ている。最近レンタルで観たのは「崖の上のポニョ」「風立ちぬ」「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」「リトル・ミス・サンシャイン」「サンクタム」、観に行ったのは「ローマの教室」と「フライト・ゲーム」。
 

風立ちぬ [DVD]

風立ちぬ [DVD]

去年観たときは正直よくわからなかったが、岡田斗司夫の解説を聞きながら観てみると、かなり味わい深い映画なのだなと感心した。この映画が子供向けでないのははっきりしてるけど、それにしても宮崎駿の「大人向け」と言うのは容赦がなさすぎる。

ハウルの動く城 [DVD]

ハウルの動く城 [DVD]

この映画は今観ても謎が多いけど、「頑張ればもっとおもしろがれそう」という潜在性をかんじなくもない。

千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]

千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]

さすがに今観てもそこそこ面白い。

崖の上のポニョ [DVD]

崖の上のポニョ [DVD]

もののけ千と千尋ハウルなんかから一転、意図が切れたようにシンプルな物語になっている。あんまり好きじゃない。


もうちょっと書きたいことあったけど今日は疲れたからここまで。

人生がちょっとマシに見えてくる?笑って泣けるイイ映画・5選

最近生きるの面倒だ。仕事も人付き合いも、正直しんどい。

そんなあなたに“笑って泣ける”イイ映画を紹介します。明るすぎず暗すぎず、観終わった後じんわり元気が湧いてきそうな、そんな映画を5つ選んでみました。なんか疲れたなーって時にでも再生ボタンぽちっと押して、あとは眺めておくだけで元気がもらえるでしょう。

メリーに首ったけ

内気で不器用、そのうえ全くツイてない主人公のテッドが、メリーへの恋を成就させるために頑張る話。しかしテッドの他にもメリーを狙う男がたくさん出てきて、てんやわんやの事態に・・・果たしてテッドの恋は上手くいくのか?

下品と笑いを足して二で割ったような、めっちゃ楽しいラブコメディだ。
いかにもバカっぽいB級感がいいかんじで、最後はちょっとだけジンとくる。

若き日のキャメロン・ディアスもかわいい。

リトル・ミス・サンシャイン

映画を観終わった後、改めてDVDのジャケット写真を見て欲しい。このたった一枚の絵が、映画の全てを物語っていることに気づくだろう。

それぞれに問題を抱えバラバラだった家族6人が、一人娘・オリーブの「リトル・ミス・サンシャイン」コンテスト出場のためにマイクロバスで800マイルの旅に出る。

冷静に話をみればかなりシリアスで、なんというか「あんたら、このさき人生大丈夫?」みたいな人ばっかりなのに、不思議と深刻な気がしない。それどころかたまにおかしくて吹き出してしまう。

最後のオチは思わず「やられた!笑」となるに違いない。

けっしてハッピーエンドではないのに、観終わった後はなぜか元気をもらえる、そんな映画である。

ホームアローン

8歳の男の子が泥棒から家を守るために奮闘するコメディ映画。
子供らしい悪戯心に、大人顔負けの冴えた頭脳、個性的な発明品で「わるいやつら」を撃退する。

その様がとても痛快で、笑えること間違いなし。
ホームアローン・シリーズはどれも好きだけど、どれか選ぶなら僕は「3」を推したい。(あのオウムが好き)

フラガール

フラガール(スマイルBEST) [DVD]

フラガール(スマイルBEST) [DVD]

「東北地方に常夏のハワイアンセンターを!」
そんな一見とっぴょうしもないアイデアを実現しようと人々が奮闘する姿を描く、実話をもとにした映画。上映中は終始観てる人を泣かせようとあの手この手で揺さぶってくるので、泣いてたまるかという強い意志が必要、かと思えばちょいちょい笑いを挟んでくるあたりも、かなりウマい。

最後に魅せるダンスシーンは鳥肌が立った。

笑って泣ける、昭和ノスタルジアの傑作である。

そして蒼井優がめっちゃかわいい。南海キャンディーズしずちゃんもいい味出してる(もちろんギャグ枠)。

トイ・ストーリー

最後はアニメーション映画。「笑って泣ける」アニメーションと言えばこれだと思う。
コミカルで個性的なおもちゃ達の冒険を描く。

かつて子供だった人なら(つまり誰もが)経験するのに、大抵は意識の底でうっすら気づいているだけであろう「おもちゃ離れ」。たぶん人はみなその罪悪感をどこかに抱えたまま大人になる。この映画はそれを真正面から突きつけてくるから、ある意味容赦のない作品だ。だからこそウッディの健気さがたまらなく切ないし、心の底から応援したくなる。

個人的には「3」が一番好き。1,2とそれぞれ別個にテーマはありつつ「おもちゃ離れ」についてもさりげなくストーリーに取り入れてきたが、この3ではついに正面から描いている。たぶんこれがやりたくて「トイ・ストーリー」を作ったんじゃないかと思うくらい力が入った作品だ。

まとめ

紹介した作品はどれも定番と言われるだけに、かなり良いものばかり。
なのでおそらく誰もが楽しめます。ぜひ参考にしてみてください。

<