今年の授業は今日で最後です

今日の講義は全部「今年の授業は今日で最後です。皆さん良いお年を」で締めくくられてた。そっか今年ももう終わりなんだと初めて意識した気がしてちょっとした衝撃だった。


普通に学生してるだけだと世間から切り離されてる気がする(特に今はアルバイトとかやってないし)から、あんまり年の終わりの空気感に気づけない。大人はよく「年末は忙しい」とか言うけど、そういう感覚もまだよくわからない。今年ももう10日ほどになってやっともう年末なんやなっていう感覚が自分の中に出てきた。こういう「何かが終わりつつある感覚・予感」みたいなのは夏にも感じてた。春→夏はなんとなくいろんなものが上向きになったり元気になったり、勢いを増していく感じがあるんだけど、夏→秋は自分の中ではっきり分かれてて、たぶん夏休みの終わりとかも関係してるんだと思うんだけど、感慨深い。


年末になるとミスチルの「インマイタウン」って曲が聴きたくなる。まぁ去年出たばっかりだから今年が二回目なんだが、ほんと年末感で溢れてる曲だ。ひと肌恋しくなるような、乾いた寂しさ。嫌いじゃない感覚。というか好きだな。

[(an imitation) blood orange](初回限定盤)(DVD付)

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年末に目眩がして 立ち止まる人波
ふわふわした足取りで 踏む水溜り
インマイタウン Mr.Children 歌詞情報 - goo 音楽
               

優れたアーティストはみんなそうなのかもしれんけど、こういう「空気を感じ取る」力とか、それを「多くの人が共感できるメロディや歌詞(と言う形で)で吐き出す」能力というか感性はすごいなとつくづく思う。まずは正確にその「空気」や「時代」を感じ取らなきゃいけないし、次はそれを音楽に変えて形にしなきゃいけない。そういうのってやっぱセンスなんだよな~と。自分に音楽の才能は必要ないと思うけど、時代の空気を感じ取る感性みたいなのは羨ましいし、できれば欲しいなと思う。あんまりそういう感覚が鋭すぎると逆に精神病みそうな気もするからほどほどに。


正月は実家に帰る。大学に入って家を出て、こうしてたまに実家に帰ると、もう自分は親や兄弟にとって前と同じ家族じゃないなと思う。なんだかんだ自分が帰ると甘やかしてくれるしせっかくだからお寿司でも食べに行こうかみたいな話になるんだけど、それって完全に「お客さん」になってるよなぁと。まぁ帰るのも長くて一週間だから、それくらいならお客さん感覚にもなるのかな。1か月とかそこそこ長い間ずっといたら、元に戻るのかもしれん。どっちにしろもう以前みたいな居場所がないし、長く実家に滞在することってこの先あるのかどうか微妙。寂しいけどある意味精神的に自立しかけてるってことかなとも思う。

あとはたぶん地元の友達とかにも会うんだろうし、それはやっぱ楽しみ。


さっきの話、「今年の授業は今日で最後です」「よいお年を」には続きがあって。せっかく年末感に浸ってるのに「年開けたら試験です。今から計画的に勉強進めておきましょう」と。そこではっと現実に引き戻される。

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