「ええかっこしい」はやめたい
自覚したのは割と最近なんですけど、僕って「ええかっこしい」なんですよね。プライドが高いとも言えるんですけど、それだとちょっとニュアンスが違ってくる気がする。人からよく見られたい、好かれたい、嫌われたくないって気持ちが先行して自分を取り繕った言動をしがちなんです。で、最近はそれをやめたい、もうちょっと気楽にいきたいなぁと思ってるわけです。
「好かれたい」と「嫌われたくない」で言えば、どっちかというと「嫌われたくない」が強い気がする。もっといえば「ダメなやつ」とか「かわいそうなやつ」とかかもしれない。人から「憐み」を向けられるってすごくプライド傷つきませんか?「積極的に」恥をかいたり失敗したりって経験があんまりなから怖くなってるんだろうなと思います。消極的な言動の末に恥かいたり失敗するとそれはトラウマになる。
今もそのええかっこしいは相変わらずなんですけど、やっぱりもう少し肩の力抜いていきたいと思ってるんです。ええかっこしいをこじらせると人間関係が窮屈な場面多い。周りを気にするあまり下手すりゃ何も言えなくなりますからね。それに少々嫌われたり馬鹿にされても、それを補って余りあるメリットがあるなと。自分が変な気を遣わなくてすむから気楽ってのもあるし、たぶんそういうダメさってひとつの人間味でもあるから、好いてくれたり慕ってくれる人も増えるような気がします。僕にしたってそういうちょっと抜けてたり、ダメなとこあるやつが好きですしね。それもやりすぎると嫌味に聞こえるけど。
「断捨離」が最近の流行らしいですが、捨てるって慣れてない人にはかなり勇気のいることだと思います。捨てた状態がどんななのかわからないから不安になるし、だったら一応守っておきたいって気持ちが強くなる。でもそんな気に病むようなことって実は多くないですよね。極論ですが別に死ぬわけじゃない。捨ててみたら案外なんとかなるし、気分もすっきりする。
以前似たようなエントリを書いてますが、結局ものごとの判断基準を他人にゆだねちゃうと窮屈って話なんですよね。他人の評価に重きを置いちゃうとそっちに目が行くのも当然です。
そういう話でした。
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