最近読んでおもしろかった恋愛漫画(おすすめ順)

心が弱ると恋愛漫画読みたくなるのは僕だけでしょうか。
いろいろ消耗してなんもやる気がしないときに、そういう心の状態に寄り添ってくれる気がして読み漁っちゃうんですよね。ただ、ふだん少女漫画とか読まないからどれが面白いのかとか全然わからなくて選ぶのに苦労します。

というわけで以下、おもしろかった順に5つ紹介。

レンアイ漫画家(全5巻)

レンアイ漫画家(1) (モーニング KC)

レンアイ漫画家(1) (モーニング KC)

引きこもりで世捨て人のような“恋愛漫画家”と、葬儀屋に勤めるヒロインの不思議な関係。

設定の奇抜さからか、最初は「なんだこれ??」ってかんじだったものの、話が進むにつれグイグイ引っ張られていく。タイトルが“レンアイ”とわざわざカタカナなのは、いわゆる普通の恋愛とはちょっと違う形だからでしょうか。“恋愛”という言葉から連想するようなファンシーさはなく、どっちかというと大人でシビアな、でもどこか不思議で心地よい距離感のある人間関係。女性作家ならではの人間造形の深さ、多面的できめ細かい描写が見どころ。

男性作家の描く“キャラクター性”に特化した人物もそれはそれでいいんだけど、少し享楽的で軽いところがある。そこが良いところであり場合によっては気分に沿わない部分でもあるんで、僕はしんどい時、なるべく女性作家の作品を読みたいなぁと思ってしまう。

ちなみに、全5巻で綺麗にまとまってるのですぐ読めます。かなりおすすめ。

描かない漫画家(全7巻)

描かないマンガ家 1 (ジェッツコミックス)

描かないマンガ家 1 (ジェッツコミックス)

タイトル通り“描かない”漫画家が主人公。つまりは漫画家気取り。

3巻くらいまでは、主人公の口だけ達者で見ていて痛々しいさまを見て爆笑するための漫画だったんですが、4巻あたりからどうも雲行きがおかしくなります。あと最初、これを「恋愛漫画」として紹介するのはどうかなぁと思ったんですが、まぁ要素としては充分大きいし面白いからいいかなと。(理由になってない?)

この漫画、ハッキリ言って1~3巻と4~7巻では雰囲気がまるで別物なので、好みが分かれそうなところではあります。後半はとにかくエグイ。あとエロい。上の『レンアイ漫画家』と同じく作者は女性なんですけど、描くキャラクターも話の展開も容赦がないというか、心にズシっとくるヘビーさがあります。たまに挿入されるギャグも、前半はカラッと笑えるのに後半は「ハハッ・・・」みたいな。ひと笑いごとにみぞおちにパンチもらってるような。

おすすめです。

恋は雨上がりのように

女子高生が45歳ファミレス店長に恋をする話。

最近いろんなとこでおすすめされてますよね。評判通りおもしろかった。
切ないのにどこか爽やかで、そのバランスが絶妙。匠のワザ。絵柄と内容がすごくマッチしてる。

17才と45歳で、その差28。男からすると恋愛的には「うーむ」ってかんじだと思う。ふつうに犯罪っぽいし。でもこんな真剣に迫られたら・・・・っていうドキドキ感。まだまだ今後の展開が分からないところなので、楽しみです。


以下、その他読んでおもしろかった漫画を軽く紹介。

からかい上手の高木さん

高木さんの可愛さ異常すぎて悔しいラブコメ。クラスの女子にこんなふうに手玉に取られたいだけの人生だったし読むたび地団太踏みすぎて床がへこみそう。

「いいから買え!そして読め!」というかんじ。

同じ作者の『ふだつきのキョーコちゃん』も破壊力やばい。

煩悩時(全3巻)

雑貨屋でも営めそうなヘンテコな品が並ぶマンションの一室で男女がイチャイチャする話。(雑)
ちょっと二人がくっつくのが早かった感が否めないけど、ほのぼのして和む。



以上、おすすめ恋愛漫画でした。
これ以外にもけっこう読んだけどまだ足りないんで、良いのあったら教えて欲しいです。

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