徒然日記と最近観た映画の話

2014年も半分終わり、気が付いたら7月も半ばにさしかかろうとしてる。でも例年に比べ今年は梅雨が長い気がするし、そのせいで「7月」という暦の表記ほど夏っぽいかんじではない。一昨日あたりからいかにもラスボス然とした台風が日本上陸を目論んでるけど、これが過ぎ去ればいよいよ蝉も鳴き出すんでしょう。あいつらも毎日雨ばっかりだから土の中でフラストレーション溜まってそう。んでいよいよ外に出たらその分めっちゃ五月蠅く鳴きそう。


今年から始まったゼミは思ってたより忙しくて、毎週のように発表の資料まとめたり討論の準備したりとやることが多い。先月~今月にかけて特に、何日か徹夜に近いこともした。仮にも最高学府たる大学入って初めてと言っていいほど学部の専門科目に集中して取り組んでる(今まで何やってたのか全く思い出せない)のでそれなりに身になってて欲しいとは思うものの、反応を見るにおそらく教授の僕に対する評価は地を這っている。まぁ、こんなもんかな?泣いてなんかない。


僕は一応映画を観に行くのが趣味、と言っていいのかわからないけど、好きである。自宅にテレビはないので借りてみるならパソコンで、となるんだけど、これだとどうも集中できない。ついスマホとかいじっちゃって、観終ってから内容思い出そうとしても途切れ途切れにしか覚えてないもんだから映画を一本観たって気に全くならない。それとはまた別で、僕は映画館の雰囲気が好きだ。天井が高く薄暗いあの空間が、僕にとってはちょっとした異世界なのかもしれない。以前バイトでスタッフをしてたし観に行く回数もそこそこ多いので飽きるのかなと思いきや、しばらく行ってないと「あー行ってないな、行きたいな」と思うので、その程度には落ち着く場所らしい。シネコンばかりに行ってるけど、ちっちゃなミニシアターとかにも足を運んでみようかと最近は思っている。しかし金がかかる趣味だ。


というわけで、僕にしては忙しい日々の合間を縫って一本映画を観てきた。ジョニー・デップ主演の『トランセンデンス』。ジョニー扮する天才科学者の「知能」をデータベース化してAIと合体させる、というSF映画。スーパーコンピューター並みの容量と処理能力、インターネット回線に接続できる能力なんかを人間に付加した知的生命体が、地球の生態系すらも支配する。
知性と自我をもったロボットが人間のそれを越える境界を「超越(トランセンデンス)」というらしい。普通それは「特異点(シンギュラリティ)」と呼ばれるみたいだけれど、どっちも同じものだ。

内容はまぁ面白かったんだけど、想像が広がる部分はあるものの印象的にはやっぱどうしてもサイエンス・“フィクション”の域を出ない。未来と現実両方に足を突っ込んでいる「AI」を題材にしてるだけに、「もしかしたらこんな未来がありうるかも」と信じ込めるかどうか、信じさせられるかみたいなところと、実際のリアリティとのバランスが結構難しくなってくる。だから、これはいくらなんでも、とかと思ってしまうととたんにつまらなくなる。AIもルンバに止まらずこれからどんどん僕らにとって日常化していくんだろうけど、それによって何が起こるのかみたいなのは皆たぶん、まだ分かってなくて、だからこそ一瞬信じかけちゃうような世界を観たい。が、この映画はその点、正直言って失敗してる。
とはいえSF映画に現実味なんてそれほど求めてないのも事実で、要は盛り上がればオッケーなんだけどそれもなかった。ジョニーは映画中ほとんど頬がこけた病人だし、笑ったりすることもほぼなく終わる。頭も剃って、ハゲになる。ジョニーファンの方なら断然『パイレーツ・オブ・カリビアン』のほうが魅力的だろうと思う。

あと感想はこんなかんじ↓


ラブプラスってレベルじゃねーぞ!(やったことないけど)


話は変わるけど、さっき書いたゼミ云々とは別で(ちょっとは関係あるけど)最近割としんどい。これがバイタリティー溢れる青年なら屁でもないのかもしれないが、どーも僕にとっては容量オーバーな事態である。まぁそんな深刻な話じゃないんだけども。こういう試練でもないと自分のキャパは増えていかない気もするし。ミスター脱力系な僕にとっては少々息切れするってだけである。


全てがそうじゃないと分かりつつ「嘘をつくって悪いことなんだ」みたいなテンプレートな価値観を持ってたんだけど、どうやらその「嘘をついても許される範囲」みたいなところの見極めというか、考え方をこれまでのものとちょっと変える必要があるのかもなとか。嘘は嘘でも、誰のための嘘なのかで変わってくる。お世辞を言うのを「嘘はいけない!」とするのは実際のところ自分の信念とかプライドを重視した結果であって、逆にすらすらっとお世辞が言える人ってのは、たぶん「それで相手がいい気分になるのなら」っていうサービス精神を優先してるのかもしれない。どっちが正しいってわけでもないけども、そのへん器用に使い分けできたらなーと。これまでの生き方でそういうのって大体身に着いちゃってるんだけどね。



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