「面倒くささ」というのは、僕にとって生産性における最大の敵だ。
家事や大学の課題など、①やらなければならないこと②やったほうがいいこと③やらなくてもいいことの3種類を日々こなしたりこなさなかったりしているわけだが、つい③ばかり(つまり遊びばっかり)に気を取られてしまう。そして②はおろか①でさえ手につかないことが多々ある。
生産性とは言ったがめんどくささに負けて何もしないと分母は0なので、非効率とか以前の問題かもしれない。
そんな僕が「打倒・めんどくささ」のために考案した、3つの方法を紹介しよう。これを使えばめんどくささなど恐るるに足らずである。
バニシング・マイ・ハート法
割とスタンダードな方法だろう。「バニシング・マイ・ハート法」である。
読んで字の如く、心を消してしまえ、といわけだ。心を静め邪心を除き、無の境地に達するのだ。そして淡々と、目の前のタスクのみに集中する。
何か始めようと思ってもすぐ他ごとに逃げてしまうのは、よけいなことを考える余裕があるからなのだ。心の隙にするりと入り込むそのリビドーは、フローリングの隙間に入ったゴミのごとき厄介さである。余白があるから付け込まれる?ならば余白をなくせばいい。ワタシハココロのナイロボット。。。
ただ僕の場合この方法を実行しようと瞑想に入ったところそのまま居眠りしてしまいむしろ事態を悪化させるという案件が多発したため、向き不向きはありそうである。
チーターズ・ラン・メソッド
ネコ科の動物、チーターをご存じだろうか。
百獣の王と言えばライオンだが、チーターは人間でいうウサイン・ボルト選手である。つまり短距離走のチャンピオンだ。チーターが獲物を狩る際のトップスピードは時速110キロとも言われ、その俊足で瞬く間にガゼルやシマウマをハントする。サバンナのかけっこにおいて、彼らの右に出る者はいない。
そしてこの「チーターズ・ラン・メソッド」は、彼らのハンティング法をタスク処理に応用しようという発想から生まれた。
チーターのごとき俊足、つまり自分のもてるトップレベルの情報処理能力・集中力を一瞬にして開放し、タスクを終わらせてしまうのだ。めんどくささなど感じる暇もない風を切るようなドライブ感に身を任せ、ハッと気が付いたらいつのまにか済んでいた、という状態が理想である。
コツは、このトランス状態に入るための合図を自分なりに決めておくことである。僕は「ギアを入れる」と呼んでいるが、たとえば手を一度パチンと叩いて「ヨーイドン!」と心の中で唱えたりするのだ。
ちなみに僕はこのとおり手を叩いて「ヨーイドン!」と課題に取り掛かったのだけど、図書館でそれをやってしまったため周りに注目を浴び、恥ずかしくなって退散した。スタートと同時にすっころんだ。それ以来試したことはない。
自己憑依【セルフ・ポゼッション】法
何かやらなきゃいけないことがある。でもやりたくない、めんどくさい。いくらやる気を出せと言われても、めんどいものはめんどいのだ。
つまり自分じゃどうにもならない。ではもし自分が【憑依】され【操られ】たら?やりたいやりたくないに関わらず、やらざるを得ないはずだ。
そんな発想から適当に今思いついた生まれたのが、この『自己憑依【セルフ・ポゼッション】法』である。
やり方は簡単だ。自分で自分に憑依する。「ふっふっふ~憑りついてやるぞ~」「や、やめろ!」「そりゃー」「ぐわああー」こんな会話を頭の中で展開する。すると自分は【憑依】され【操られ】ていると思い込むのだ。「あ~やりたくないのに手が勝手に~」とか「ネットしたいが抗えない・・・!課題しか・・・目に入らない・・・!」とかやりつつ、したくもないタスクを終わらせてしまうのだ。またこのとき「憑りつく悪霊はものすごーく強いやつなので決して太刀打ちできない」という設定を忘れないことが肝心である。つい熱くなって「悪霊などに負けるかあああああああああ!」とかやって憑依解除してはダメである。
ちなみにこの方法を取った後は重度の副作用的精神ダメージ【自己嫌悪】に陥ることが予想されるので、あまり多用はできないもろ刃の剣である。
まとめ
嫌なことがあるとつい現実逃避してしまうのは今に始まったことじゃないが、いつどこでもネットができるスマートフォンという悪魔のデバイスを手にしてからは特にひどい。ツイッター、ブログ、kindle(の漫画)、一時期などあらゆる2ちゃんのまとめブログを毎日8時間くらいだらだら徘徊していたこともあるし、もうほんとなんとかしたいと思っている。20代の貴重な時間がどうのこうの以前に寝る前ベットに入るときになって激しい虚しさに襲われるのはもういやだ。書いてて気づいたが「激しい虚しさ」ってなんか矛盾してる気がしなくもない。とにかくこういうことはジョジョにでいいから回数を減らしていきたいものである。
さて。
話は変わるが、今僕は明日提出の課題もやらずこんな文章を書いていてるわけだ。
・・・・。
ワ、ワタシハココロのナイロボット。。。。
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