『ゼロ・グラビティ』とかいうアトラクションを体感してきた

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ゼロ・グラビティ」観てきました。すごかった。

あらすじ→宇宙に行ったらなんだか大変なことに。
ほんとにこれだけです。すべてはこの映画を体感してもらうため。「考えるな、感じろ」と言われてる気分でした。余計なストーリー、設定は完璧に削ぎ落とされてて、逆に斬新。


最近の3D映画は迫力も映像美も素晴らしいものが多いですが、「ゼロ・グラビティ」はちょっと今まで観たものと違って、「臨場感」とか「体感する」みたいな言葉がしっくりきます。本当に自分も宇宙にいるような感覚に陥るし、(もしかすると)目が回ります。まさに「映画」の名を借りたアトラクション。


あと映画が好きな方でストーリー重視の人はちょっと物足りないと感じるかもしれません。僕は自分が今まで映像・迫力重視かストーリー重視かわからなかった―というか意識してもみなかった―のですが、ここまで極端なものを提示されれば流石に自覚します。僕はストーリー重視の人みたいです。こんなに「言葉」で伝えることに意味がない映画は初めてですね。興味がある人はとにかく観てみろ、としか言えないです。


ただ一つ、ストーリーというか人物に関して言いたいのは、主人公の「使えなさ」。非常時の宇宙飛行士があの体たらくって、あり得ないと思います。ちょうど最近宇宙飛行士のドキュメンタリー本読んでたんですけど、もうちょっと冷静な判断力もってるでしょうと思いました。あれじゃほぼ一般人です。それくらいじゃなきゃ観客が感情移入できないと考えての表現でしょうけど、逆に呆れてしまう。

まぁとにかく観に行って、ってとこですね。あれは映画館で観なきゃ面白さ80%減。


宇宙の「得体の知れなさ」と「美しさ」は裏表の関係です。音のない世界、完全なる静寂の世界。怖いけど一度行ってみたい。一泊二日で宇宙旅行とか、僕が生きてる間に実現しないかなあ。

ゼロ・グラビティ [Soundtrack]国内盤

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