人生は柿ピーだ
ここ何日か非常に寒い日が続いている。これだけ寒いと外に出るのも億劫だし、もともと超がつくほど寒がりな僕は家でひたすら引きこもっていたくなる。
最近ハマっているのは、家でだらだらネットをしながら柿ピーをつまむことだ。大学の授業が終わって家に帰り、パソコンの電源をON。適当なお皿を用意し、柿ピーの袋を開け、カラカラッと乾いた音を立てながら中に入れる。最後に足元のヒーターを付け、電気毛布を膝に掛ければ準備万端だ。右にマウス、左に柿ピー。難攻不落且つ鉄壁のフォーメーション、有に4,5時間は誰もこの陣形を崩せない。素晴らしく贅沢でのんべんだらりな憩いの時が訪れるのだ。これでお酒が飲めれば最高だろうに。
ところで「私も柿ピーが好き!」という方、柿とピーならどちらが好きだろうか。僕はピーが好きである。僕はけっこう甘党で、辛い物はどちらかというと苦手なのだ。だから柿ピーを食べながら思うのは、「ちぇ、柿かよ」「ピーきた!」「柿かよ・・」の繰り返しである。
柿ピーを食べたことのある方はお分かりだろうが、柿とピーなら柿の方が多い。比率で言えば7:3といったところだろう。柿好きな方にとってこれは喜ばしいことだろうが、生粋のピー派である僕にとってはちょっときついところもある。しかしだからといって柿が要らないわけではない。ピーだけ食いたきゃ、ピーのみ入ったものを買ってくる。ではなぜ、辛い物が苦手であるにも拘らず柿ピーを食べてしまうのだろう。僕はその「柿:ピー」の比率が非常に見事で、絶妙だからだと思う。ピリリとからい柿を主に食べつつ、時々休憩したくなったらピーをつまむ。この微妙なさじ加減が病みつきになる。
ところでこれ、ちょっと人生に似ていないだろうか。
つまりこういうことだ。
人間、辛いこと(柿)ばかりでは生きていけない。たまに遭遇する幸せ(ピー)があることによって、さてもうちょっと頑張ってみるかとなる。もちろん人生、優しく心地の良い癒し(ピー)だけがつづくはずもない。時には大変なこともあるのだが、前向きに考えればピリッと刺激のある体験や出来事(柿)があるからこそメリハリのついた生活を送れるとも言える。柿・柿・柿・ピー・柿・ピー・ピー。「刺激=柿」と「癒し=ピー」の比率、7:3こそ人生。柿ピーは人生だ。
もし今辛いことや大変なことが続いているなと言う方、安心してほしい。もうすぐピーがやってくる。柿とピーの比率は一定なのだから、ずっと辛いこと(柿)が続くはずがないのだ。
もし今幸せなことが続いて人生ハッ「ピー」って方、気を付けて。そろそろ柿が来ますよ。
今日の結論:人生とは柿ピーだ。
- 作者: 酒井法子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 193回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
- 作者: 水野敬也,長沼直樹
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2013/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (11件) を見る