思考の瞬発力を上げたい

後悔しないためにこそ「Aである」と言い切るべき - ゆーすとの日記
昨日こんなエントリーを書いたところ、おっ(id:nandenkandentan) さんに言及をいただいた。

言い切れなくても良いんじゃない? - 見たまま感じたままに


せっかくなので、これを機にさらに「じゃあどうやって考えるの?」という点にフォーカスして考えてみたい。


僕が最初に書いたエントリーの趣旨を簡単にまとめれば、「余計な考えを排して自分の正直な気持ちに従って決めることが、後悔しないためにも、前向きな決断をするためにも大切である」といったところ。


僕の考えはAなんだって言い切れないとき、それってまだAなんだと感じる面もあればAではないと感じる部分もある。そんな自分との葛藤の時間って僕としてはものすごく大事だと感じるんです。

これが僕の「余計な考えを排して」に対するid:nandenkandentanさんの言及だと思われる。
たしかにその通りだなと思った。自分なりに考えて結論を出そうとする、その過程と葛藤に価値があるということだ。

ただただ直感に従ってAだという結論を出し、それを言い切ったとして本当に自分はAと感じているのかと問いただしてみると、Aではないなと思い直す部分も出てくると思う。そういう時の状態ってのが、自分の考えがAなんだって強く主張出来ない時だと思う。

こちらは僕が感じていながらも言語化することができなかった部分。ただ直感に従うだけで納得できる答えが出せるわけではない。


しかしこれを読んで感じたことがある。この二つって両立できないのかな?ということだ。自分なりに考える過程に価値をおく一方で、最終的にこれだ!と思う結論を直感的に導き出す。これが理想とする形だと思う。自分はここまで考えた、という形で提示するのもすごく有意義だが、それがいかに未熟であっても、何かしらの「結論」を出していかないと話は前に進まないことも多い。これは「頭の回転を速くする」ということに近い。


「直感→論理の構築→結論」の順で答えを出せば、結論を出すのは早いだろう。ゴールが先に設定してあり、そこまでの道筋を論理で補強していく形だ。

立場Aと立場B、両方に立って考えてみるのはどうだろう。まずは「A(B)である」と言い切ってしまい、その結論に至る理論を素早く組み立てる。そして一旦それを忘れて、次は「B(A)である」と言い切って結論を出す。最後にその二つを比較して、より良いと思う方を自分の答えとする。あるいはその比較によってさらに立場Cを考える―――時間はかかるが、より納得できる結論は出せそうだ。


ここまで考えて思ったが、要するにメリットとデメリットの比較と、それに対する自分の気持との折り合いをどうつけるか、という問題なのかもしれない。あるいは理屈で考えるべき問題と、感情を優先すべき問題の見極めなのかもしれない。とにかくまずは結論を出して、納得いかないようなら後で修正すればいいんじゃないかとも思う。


と、ここまで脈絡なく考えてきた僕の思考の過程を晒してみた。
どなたでも、煮るなり焼くなりしてもらいたい。


***

煮たり焼いたりされました↓

「答え」なんて言い切っていいんじゃない? - あざなえるなわのごとし

とりあえず直感で判断する→後付けで理由を考える - 指揮者だって人間だ。

考え方について - grshbの日記

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