『そして父になる』を観てきた
『そして父になる』観てきました。よかった。
映画「そして父になる」公式HP
いつも洋画ばっかりみてたせいか、日本人が役を演じてるってだけで妙な安心感がありました。
内容は文句なくいい。ですがこうして言葉、それも文字という形にすることで感じたものがどれくらい伝わるのかというのは微妙なところですね。それに、感じたことをあまり言葉にしたくない気もする。まぁ突き詰めてしまえば、「とにかく観てみ。すごくいいから」としか言えない。
というわけで観た後何かレビュー的なものを書こうと思ってたんですが、計画変更して、将来自分が見返すための備忘録として書いておきます。なので基本箇条書き。ネタバレあるので注意です。
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・ラスト10分がこの映画の山。お父さん(福山)がカメラの写真を見て「それ」に気づくあたりから。あのシーンはちょっとほんとにあれだった。
・「カメラあげるよ」と言われて断ったのも、そういうこと?見てほしかったの?何それ泣ける・・・
・とりあえずけいたくんが良い子すぎる健気すぎる。あんな子本当はいるわけないしその辺はリアリティに欠けてるけど、そんなけんたくんが最後に見せる意地というか、作品冒頭でお父さんに「短所」と指摘された負けん気を見せるあたり、しかも言われた相手であるお父さんに対して見せるあたり、ギャップというか成長を感じてうるっときた。ミッション達成?
・真木よう子のウィンクかわいすぎ
・真木よう子のおっぱいでかすぎゆれすぎ
・真木よう子の(ry
・物語の節目節目で挿入されるクラシックがいい感じ。軽快な曲、しっとりした曲。
・最後のシーン、二つに分かれた並木道を父子で歩く。二人の微妙な距離感を演出
・「スパイダーマンって蜘蛛って知ってた?」がまさか伏線になるとは。
・福山雅治がいい男過ぎて男なのに惚れそうになる。
・斉木夫妻は悪い人じゃない。家庭は温かいし笑いが絶えないのだけど、慰謝料云々はしたたかだなぁと思った。
・それでもどこか、野々村夫妻のような思いつめた雰囲気はなかったのが不思議といえば不思議。この辺の描写を理解するにはまだちょっと、自分の人生経験が足りないのかなと思った。
・「親子とは血か、時間か」考えさせられる
・個人的には、主人公と同じ立場だったとして、子供の取り違えなんてものがあったとしても、子供を交換しようなんて全く思わないと思う。
・0歳~3歳くらいまでの一番かわいい時期を一緒に過ごした子供を、そうそう簡単に手放せたりしないと思う。
・主人公の上司は最後労わってくれたようなかんじだったけど実は「両方引き取っちゃえ」っていうエグイ考えを吹き込んだ張本人っていう。その辺の人間の「汚さ」みたいなのはリアル。
・リアルといえば、女同士、男同士の人間関係の描写。野々村夫人と斉木夫人はあっさり打ち解けて電話で話すような仲なのに、福山とリリーは、特に福山が警戒と軽蔑の合わさった不信感で距離を置いてるかんじがかなりリアル。男ってそうだよな、女ってそうだよなと。
・野々村夫人の「母親同士情報交換しなきゃダメなのよ。あなたにはわからないかもしれないけど」「あの言葉だけは一生忘れないから」とか、自分の母親もまさにそんな感じ
・家族を支えるために頑張って仕事してるのに、なんだか悪者扱いされて主人公かわいそうだろう、と思った。ちゃんとけいたくんとコミュニケーションとってるし、それなりにノリもよくていいパパなのに。ちょっと考え方は堅いけど充分いい父親。
・慰謝料云々の話で、お金に余裕のある人ほどお金に執着しなくて、そうでない人ほど執着するっていう感じ。「お金じゃないでしょう」と口に出したのは、笑いの絶えない楽しげな家庭を築いてる方の人ではなかった。
・リリーさんの気のいいおっちゃんっぷりがよかった。
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他に思い出したことがあれば、その時追記します。
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