映画『パシフィック・リム』を観た感想、考えたこと。

映画「パシフィック・リム」を観てきた

今年は今までにないくらい映画を観まくってる。何本観たかは、数えてないし、数えるとしても2013年が終わるころでいいやと思ってるけど、1月~今日までで20本前後。自宅でDVDとかで観てるの合わせたらもっと多い。大学生ってやっぱ時間あるし、今夏休みだし、結構病み付きになってしまう。金が飛んでくけど。。。

 

さて本題のパシフィック・リム、一昨日観てきました。ネット上の色んな記事、ツイッターのつぶやきなんかで面白いらしいという噂をたくさん聞いたので。実際、超面白かった。


映画『パシフィック・リム』日本限定版予告編 - YouTube

僕は正直、ロボットもの・怪獣ものの特撮映画について、特に詳しいわけじゃないです。日曜日の朝やってた戦隊もの(あれってロボットものに入るのかな)、仮面ライダーをほんのちょっと、あとゴジラとか小さい頃はみてた記憶あるけど、まぁ要するに男の子なら普通にそれくらい見るでしょうって程度。それでもウルトラマンシリーズなんかは一時期、TVゲームと一緒にハマってた気がしますが。(以下、映画のネタバレ含みます)

 

そんな僕でも、この「パシフィック・リム」を観て久しぶりに少年に帰りました。男のロマンが詰まってる。これ、嫌いな男はいないでしょう。もしいるならそいつ、ち〇こついてないです。

内容的には、設定もストーリーもド定番で、まさに王道です。次々と襲い来る怪獣(英語でもKAIJYUらしい)たちに、人類の英知を結集して作った対怪獣用ロボット兵器の”イェーガー(狩人)”。そこに二人のパイロットが乗り込んで闘う。たったこれだけで内容は説明できてしまうけど、上映中はイェーガーVS怪獣の凄まじいバトルに釘付けです。人類、怪獣双方が本気で相手を殺しにかかる、まさに死闘です。何と言ってもこれが、映画一番の見どころでしょう。そして怪獣たちはいちいちキモ恐ろしくてかっこいい。僕はこれ、どっちかというと、ロボット映画ではなく怪獣映画だと思ってます。

もうちょっと細かく物語のドラマをみていくと、どうやらパイロットが二人ってところがポイントで、これが話に深みをもたせている。パイロット二人は特殊な装置で互いの脳をコネクトし、思考を共有して闘います。驚いたのは、怪獣を研究する科学者が、怪獣の脳と自分の脳をコネクトする、という場面。普通そんなことするかなあ?人間の探究心って怖いです。

あとは予告編にも出てる芦田愛菜ちゃん、迫真の演技でした。あ、天才なんだな、と思いましたね。もちろん凄いのは知ってたけど、今回ほどすんなりそう感じられたことはなかった。やっぱ才能だなぁ。今後の活躍にも、期待してます。

 

怪獣対策として、ロボット兵器”イェーガー”は正しかったのか?

映画の根幹にケチをつけてしまっては元も子もないのは百も承知ですが、それでもちょっと疑問に思ったので。

ある日突然地球に異次元の扉が開き、怪獣たちが人類を攻撃し始めた。そしてそれに対抗すべく、人類は互いの利害を超え協力し合い、叡智を結集することにした・・・

ここまではよしとしましょう。しかしその後が問題で、人類の叡智と資源を結集した結果、ロボット兵器を作るというのはどうなんでしょうか。本気で人類が生き残るために闘うというのは勿論だけど、その手段としてロボット作ったりするかな?

 

つまり何が言いたいかというと、ゴジラ級の怪物が次々と現れてはじめたという事実に直面した時、実際に人類は(今の科学力をもって)どんな対策を講じるのかな?って疑問に思ったのです。そしてその対策は、もちろん夢はありますが、ロボットを作ることでは、多分ないですよね。これ、おそらく他のSF映画にも通じる疑問なんでしょうけど。それこそウルトラマンとか。

映画の中では最終兵器として原子力爆弾が用いられます。あーやっぱそれだよねって感じですが、その世界では次々と怪獣が襲ってくるので、いちいち原爆投下してたら人類はそのうち自滅します。実際その最終兵器を使おうとするのは、怪獣たちが地球へやってくる異次元への扉、つまり諸悪の根源を断つためです。なので、怪獣一体一体に対しては、ロボットによる戦闘で倒す、と決めていたわけです。

でも実際本当にそんなことが起きたら、ロボットでどうこうしようなんて多分考えない。はっきりした根拠はないですけど、ちょっと無理があるでしょ。かといって戦闘機でミサイルぶち込もうにも、どうやら貫通しそうにないし、実際映画中では無残にやられまくってました。

 

なので実際なら人類としてどう対処するか、映画の状況に則って勝手に怪獣対策を考えてみました。

 

まず一つ大きな方針として、すべての怪獣を倒すのは諦めます。怪獣たちが現れる場所は決まっていて、最終的にはそこを潰す必要があります。その場所をXとしましょう。Xからは怪獣が次々現れます。すべてに対処するのは不可能でしょう。なので、特に人に危害を加えるような場所にいない怪獣は無視します。野放しです。その上でいくつか対策を講じたいと思います。

人類をできるだけ内地へ移住させる

これは必須じゃないですかね。なんといっても怪獣たちは海からやってきます。沿岸の都市に住むって、もうそれだけで自殺行為でしょう。ただでさえ意図的に野放しにする怪獣もいるというのに。なので一般市民はもう内地の、出来るだけ高度の高い場所へ移住させます。日本とか完全に海に囲まれてるけど高い山も多いし、内地ならほとんどの怪獣はそこまで来られないでしょう(空を飛べる怪獣もいたけど)。これをなんとか完遂し、多くの一般市民の安全は確保します。

②沿岸は対怪獣用の基地にする

映画中の描写で強固な壁を築く、というのがあったけど、いろんな場所にたくさん建てるのはあまりに非効率だし、かかる費用半端ないと思います。なので壁は作りますが、より強固なものを、基地周辺に集中して作ります。その本丸は、異次元の扉になるべく近い島もしくは大陸の沿岸に作ります。

③やはり主戦力は戦闘機と潜水艦?

戦闘機じゃ勝てないと言いましたがやっぱりロボットは無理&フィールドは海となると、機敏性の点からも戦艦はきつそうだし、戦闘機なんですかね。ただし怪獣の皮膚に普通にミサイルを浴びせるとか、そんなことはやっぱり無駄だろうし、ありがちですが口に爆弾付ミサイルか、なんらかの化学兵器ぶち込めないかな?その能力に特化した戦闘機をたくさん作る。

あとはやっぱ、相手は水中で動き回ることに長けてるようなので、潜水艦作るしかなさそうですね。やはりここでも、口を狙い撃ちして体内で爆発させる系の武器か、化学兵器が欲しいです。毒と爆弾、どっちが有効なんのかな。

 

と、ここまで考えて若干めんどくさくなってきたので続きは簡潔に(笑)

④怪獣を倒しつつ、じりじりと基地の範囲を広げ、目標地点Xに迫る

   ↓

⑤Xを狙えるとこまで来たら、原爆を積んだ複数の潜水艦で特攻、Xを破壊する

 

めっちゃ雑(笑)なんという尻すぼみ。しかも潜水艦を特攻させるっていう。

無人に越したことないですが、どうなんでしょう、今の技術で潜水艦どこまで遠距離操作できるんでしょうね。まぁ人類の危機なので、有志を募れば何十人かは名乗りをあげてくれるんでしょうか・・・

 

【結論】

やはりロボットで闘う方が100倍カッコイイ!人類の命運をかけて、カッコつけましょう!(笑)

 

 

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